私は子供の頃自由に漫画を読むことができませんでした。
その中で唯一許されたのは少年漫画のみ。ということで私の頭の中は少年漫画一色で構成されています。
今の時期、お家で過ごすことが多いとは思いますが、こんな時昔好きだった漫画を読み返すのもいいかもしれません。
今日は、私の大好きだった漫画を独断等偏見をもってご紹介しますね!
我が家の漫画部屋↑
幽☆遊☆白書
こちらは本当に、めっちゃ大好きだった漫画です。中学生〜高校生にかけてリアルタイムでジャンプを読んでいました。毎週火曜日が楽しみで、そのために生きていたようなものでしたねw
あらすじ
浦飯幽助はどこにでもいる様な不良中学生で喧嘩が大好き。そんな彼が子供をかばって交通事故で死ぬことになってしまった。そこで霊界からの使いである”ぼたん”に出会う。紆余曲折を経て、死から復帰し、人間界に跋扈する妖怪を退治する霊界探偵として働くことになる。その過程で様々な仲間と出会い、幽助は成長していく。
まあざっくり書くとこの様なお話です。
冨樫先生の漫画は何がいいって、キャラがめちゃくちゃかっこ良く、設定がしっかりしているところ。キャラ一人一人の背景がきちんと描かれているので読んでいる側としても納得できます。
それから画力ですね!最初の頃はまだまだ線に辿々しさがみられますが、巻が進むにつれて、画力が各段に上がっていきます。当時、私は美術予備校に通っていたのですが先生の画力が羨ましくて、結構参考にさせていただいておりました。
話が佳境になってくると、持病の腰痛のためか、かなりのラフ画状態でジャンプ紙上に掲載されることとなり、それについては賛否両論ありましたが私はかっちり描かれている絵よりもそちらの方が好きでした。躍動感がありましたよね。
皆さんにお見せしたいんですけど、なかなかこちらに画像を引用できないのが痛いんですけどね・・・
ワクワクポイント
人間のダークな部分を掘り下げていますので、現実ではこうはいかないよね〜みたいなことをさらっと描いていてくれて思春期の私にはそれが刺さりました。物事の本質ってやっぱりそっちだよね、みたいなね。
子供向けの少年誌にも手加減なしで本当の事を描いていてくれてありがたいですね。
表現的にはグロテスクな部分もありますが、(現在はそういう箇所はモザイクかかってるのでしょうか?)そこも良かったですね〜
グロテスクな表現力も冨樫先生はピカイチですしね!!
ということで、まだ幽遊白書を読んだことがない!という方で、妖怪とか不思議な話、異世界の話が好きな方にはめちゃくちゃオススメです。
全19巻で集英社から発売されてます。
僕の地球を守って
こちらは日渡早紀先生による作品ですね。これも私が中学生の頃にリアルタイムでしたね。「花とゆめ」で連載されているのですが、我が家はジャンプしか読んではいけなかったので自分では漫画本を買って読むことはできませんでした。
私の場合、仲の良い漫画友達がいましたのでその子から借りた記憶があります。
そして、私が30歳くらいの頃、昔好きだった漫画を集めよう、と思い立ち、初めて自分の意思で、自分のお金で全巻購入いたしました!わーい。
あらすじ
坂口亜梨子は高校生で東京に転校してきたばかり。彼女には子供の頃から植物や動物の心が分かるという不思議な力がありました。転校先で、偶然同じ夢を共有している同級生達と出会い、それはなんと彼らの前世の話でした。現世の高校生の彼らの生活と、前世での自己がぶつかり合い、様々な問題が起きていく・・・
私は結構不思議もの、超常現象ものが大好きなのでこれもはまりましたね。だって前世を夢に見れるって素敵じゃないですか!しかも前世の仲間に会えちゃったりもするんですよ!
この漫画の連載時は、「僕タマ」に傾倒しすぎた若い読者達が実際に前世の仲間探しを始めるという、オカルトブームを巻き起こしています。私もそれに参加したかったな・・・!
ワクワクポイント
前世の記憶が蘇るにつれて、もちろん良い部分だけではなく、非情な部分もあり、それを精神的に未発達な高校生がどう気持ちの整理をつけていくのか、という葛藤部分に個人的にワクワクでしたね。
前世で恋愛関係にあった二人が、現世でも結ばれるのかどうかという恋愛漫画的な一面も見逃せません。こういう時に必ず描かれる邪魔者がいますが、この漫画では前世から現世までとものすごい邪魔っぷりを発揮するわけです。
1980〜90年代の高校生のファッションや当時流行していたもの、当時の恋愛観など全て懐かしい尽くめです。私はあんまり現実世界で恋愛っていうタイプではなかったので漫画の世界で恋愛とはなんぞや、というのを知った漫画の一つでもありますね。
全21巻で花とゆめコミックスから出版されています。
海の闇月の影
篠原千絵先生による作品です。こちらは「週刊少女コミック」で連載されていました。私は例の如く、友人に借りて読みました。
あらすじ
ルカとルミの高校生の双子の姉妹がメインキャラクターです。ある時キャンプ中に誤って古墳の中に入ってしまい、そこで古代の未知のウィルスに感染してしまった二人。その後、不思議な超能力を使える様になる。二人の共通の思い人である克之はルカを選ぶのだが、ルミはそれが気に入らずあの手この手でルカを追い詰めていく…
最初はとっても仲の良い姉妹だった二人ですが、ウィルスに感染してからルミの性格が豹変!片思いの克之がルカを選んでからはさらにエスカレートしてルカを殺そうとするのです。その描写が本当に怖い!
二人が持つことになった超能力とは壁を自由自在に通り抜け、その応用で人間の体を破壊することもできるというものです。もちろん空も飛べます。
ああ、私にもこの力が有れば、憎いあいつを一発で、、、、と何度想像したことでしょうww
ワクワクポイント
これもやはり少女漫画なので、ルミに遠慮しつつも克之にどんどんと惹かれていく二人がいつくっつくのやら・・もどかしい。ってところですね。そしてやはり邪魔者が入るのですが、この邪魔者がめちゃくちゃイケメンのイギリス人で、天才だし、こっちの方がいーんじゃないのか??って思わせられます。
現実は勉強とか家庭の事情とか、辛いことばっかりだけど、不思議系の漫画の世界ではなんでもあり、正しいものが最後に残るのです。いつまでも、どっぷりと漫画の世界に浸っていられる作品です。
コミックスは全18巻です。
ブラック・ジャック
これはね、もうね、私が書かなくっても、名作中の名作なんですけどね! 手塚治虫大先生の作品です。 週刊少年チャンピオンにて1970〜80年代にかけて連載されました。
あらすじは皆さんご存知だと思うので、わざわざ書きません。
私的にはピノコとブラックジャックの掛け合いが心温まるというか・・・
ピノコは元は奇形嚢腫だったのをブラックジャックに助けられて人間の姿にしてもらった子供?です。でも、完全な人間ではないのでピノコは成長できません。ずっと幼児体型のままなのです。
そんなピノコが頑張って家事をこなし、ブラックジャックの助手を務める姿はとても可愛く、見るものを和ませてくれます。
思い出のエピソード
ブラックジャックがオーストラリアでエキノコックスに感染する話があります。大学入学後、寄生虫学で多包条虫の話が出るたびに、ブラックジャックのこの話を思い出しました。
この回では、激しい腹痛と嘔吐に悩まされたブラックジャックはとうとうオーストラリアの大平原で自分で自分のオペをすることになります。お腹を開いてみるとそこにはでかいエキノコックスが1匹!その時、物陰から多数のディンゴが現れいつものようにメスで応戦するも、縫合がまだ済んでいないのでもうダメだと観念した瞬間現地の人に救われて、間一髪で助かる、という物語でした。
ブラックジャックは獣医になることを決心した後に全巻購入しました!しかもこれだけは中古で購入は申し訳ない気がして新刊を購入しました。私にとってのバイブルですね。
全25巻で販売されています♪
風の谷のナウシカ
宮崎駿先生の作品ですね!月刊「アニメージュ」にて1980〜90年代に連載されていました。
私はこの作品を小学4年生の時にレーザーディスク(古っ)で見たのですが、もう衝撃でしたね。それまでテレビのサザエさんとかドラえもんしか見たことがなかったので、子供にもこの作品が素晴らしく感動的で躍動的で今までのものとは違うっていうことが明確に分かりましたね。心に突き刺さりました。
それから大人になってやはりコミックスが別に存在することを知って購入しました。
あらすじ
遠い未来の話で、人類の文明は一度崩壊し、人々は腐海の恐怖に怯えながら暮らしていました。風の谷にはメーヴェを乗りこなすナウシカというお姫様がおり、このナウシカには腐海の昆虫達と心を通わすことのできる不思議な力がありました。ある時、世界は再び戦争の闇に包まれ、ナウシカはペジテ市のアスベルやユパ、クシャナ等と共に世界を清浄の地へと誘うための戦いに挑むのでありました・・・
ワクワクポイント
ナウシカは、やはり劇場版が有名ですが、その中で語られていることはコミックスでいうと2巻までの内容となります。その分、物語も簡素化されています。
コミックスでは、風の谷、土鬼、トルメキア、ペジテ市といった様々な民族が混じり合い、それぞれの主張を展開して世界が戦争の渦へと巻き込まれていきます。そこへ、旧世界の遺物である巨神兵の生き残りが登場します。巨神兵は人類を滅亡させた悪者だったという位置づけだったのですが、全ての謎が解けた後では人類の滅亡とは、人類自らが巨神兵を使った愚行であったことが判明します。
いや〜なんだかどこかで聞いたような話ですね。今現在の私たちの世の中もこれに近いようなことが行われているのではないでしょうか?
とにかく、今まで劇場版のナウシカしか見たことがない、という方は、この機会にぜひ、コミックスを堪能してほしいです!今まで知らなかったナウシカの世界を垣間見ることができることでしょう。
漫画5選まとめ!
いかがでしたか?ピッピの独断と偏見に基づいた漫画特集でした。
漫画って本当にいいですよね〜、日ごろの辛いことを忘れさせてくれますし、時間が有れば漫画を見ながら絵を模写して技術の上達にも使えますし、質の良い漫画だと人生についての勉強までできちゃうんですからね。
私は思春期の頃に漫画が無かったら今はハッキリ言って生きてないですね〜
それだけ暗い子でしたからねww
なので今でも漫画達には頭が上がりませんね。
皆さんもお家に巣ごもりの時期、早めに漫画を全巻購入して、おうちでじっくり楽しんでくださいね。
ちなみにピッピちゃんは漫画はやっぱり紙派です。ページをめくって次に何がくるのか、ドキドキする感じ、全巻揃えて本棚に並んでいるところを見る満足感!!たまらないですよね!
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